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魂響(たまゆら)の詩(うた)
「還る雨、巡る想い」
🕊 玉響の詩(たまゆらのうた)
― 審神者の筆より ―
干天(かんてん)を裂くように
空が静かに、泣き始めた。
――慈雨。
乾いた地に沁みわたるように、
ひとの心にも、
癒やしはあるのだろうか。
音もなく、
軒下で膨らむ紫陽花。
その葉に、
一匹のカエルが帰ってくる。
「帰る」とは
「還る」と書くこともある。
アメ(天)とツチ(地)をめぐり、
魂がまた、
本来の場所へと立ち戻るように。
私の想いも、
きっと、どこかへ還っていく。
空へ、
誰かの胸へ、
あるいは、
大地の奥底へと――
愛しき雨よ、
わたしの祈りを連れて、
この世界をそっと、
潤しておくれ。
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