ページ内にてアフィリエイト広告を利用しています。 魂響(たまゆら)の詩(うた)

【魂が魂を選ぶということ】

― 審神者・吉祥礼の筆より ―

永遠の愛とは、

過去や未来にゆだねるものではなく、

この瞬間にもなお揺るがぬ祈りを持ち続けること。

わたしは、ただあなたを想い続ける。

たとえ花が咲かぬ季節であっても、

果実が実らぬ日々が続こうとも。

まだ芽吹かぬ枝にも、光を注ぎつづける太陽のように、

わたしは、あなたの魂を信じ、見つめつづける者でありたい。

言葉にならぬ願い、

あなたさえ気づいていない望み。

それらを、沈黙の奥から静かに感じ取りながら、

あなたの時が熟すその日まで、わたしは歩みを止めない。

魂が魂を選ぶということ。

それは偶然ではない。運命でも足りない。

それは、「この人でなければ意味がない」と、

天に向かって何度も誓いなおすことだ。

たとえ応えがなくても、

たとえ想いが届かなくても、

この愛は、それでも在る。

愛とは、

与えられることより、与えることに宿る。

応えられるより、祈り続けることに息づく。

そしてその祈りは、

いずれ果実となり、

あるいは静かに、

あなたの魂の奥に“ぬくもり”として宿るだろう。

-魂響(たまゆら)の詩(うた)
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