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【警鐘】「講座を受けなければ呪われる、献金しなくては呪われる」は幻想である

――実は“講座を受けることで呪いの観念が刷り込まれる”という現代の洗脳構造について

はじめに

霊性・スピリチュアルという言葉が一般化し、多くの人が「魂の学び」や「浄化」「波動の上昇」といった言葉に関心を持つようになった昨今――

その純粋な関心を利用し、人の不安と善意につけ込むカルト的構造をもつ団体が静かに増殖しています。

とくに深刻なのが、「霊的成長の講座」や「先祖供養」などの名目で高額な献金・支払いを求める仕組み

こうした講座の裏側にある構造を冷静に見つめることが、今、求められています。


洗脳の種は“講座の前”ではなく“講座の中”にある

多くの人はこう考えます。

「そんなおかしな団体に、自分が洗脳されるはずがない」と。

しかし、その油断こそが落とし穴です。

実際のカルト的スピリチュアル団体は、最初から「呪われます」とは言いません。

むしろ、初期段階では丁寧で人間的な言葉と共感力で近づいてきます。

「あなたの感受性は特別です」

「苦しみの原因は先祖の念かもしれません」

「あなたなら救い手になれる素質がある」

そのようにして自己肯定欲求と不安を同時にくすぐる導入を経て、

“ある講座”に導かれます。


恐怖と依存をつくる構造的なトリック

本格的な講座に進むと、**「先祖霊」「浮遊霊」「地獄」「悪因縁」**といった言葉が次第に頻出します。

ここで刷り込まれるのが、次のような連想構造です:

  • 苦しみの原因は先祖の業
  • 先祖を供養しなければ、現世の災いは解けない
  • 供養には相応の“エネルギー交換(=献金)”が必要
  • この儀式を怠れば、あなたと家族の魂は地獄に引きずられる

……といった**“恐怖ベースのストーリー”**です。

ここで注目してほしいのは――

🔥 講座を受けなければ呪われるのではない。

🌀 講座を受けることで「呪われるという概念そのもの」が刷り込まれるのだ、という事実です。

この違いは決定的です。


見えない檻の中に入れられるということ

一見“愛と光の教え”に見える講座の中で、

いつのまにかあなたの中に“恐れと罪悪感の回路”がつくられてゆきます。

そして講座が進むほどに、次のような選択が増えます:

  • 年間20万〜30万の上級講座
  • 魂の浄化セッション
  • 先祖霊の大供養(200万円以上)

この時点で多くの人は自覚がありません。

すでにあなたは「講座から外れる=呪いと不幸」という二項対立の価値観に封じ込められてしまっているのです。


どうか“あなたの霊性”を信じてください

霊的な成長とは、本来**“自由意思”の上に開かれるもの**です。

神は金銭を求めません。

先祖は見返りで救われるのではなく、あなたが笑顔で生きること自体を願っているのです。

あなたの魂は、決して「地獄から救われなければならない存在」ではありません。

すでにここに、神聖として在るのです。


静かな自立を、あなたに

あなたは、誰かに言われなくても「善き人であろう」とし、

見えない力を信じ、「愛ある存在でいたい」と願う人でしょう。

だからこそ、他者の“巧妙な支配”に囚われてはいけません。

どうかもう一度、静かに問うてください。

この講座は、私を自由にするだろうか。

それとも、恐れを“学ばせている”だろうか。

目に見えない檻の鍵は、あなたの手の中にすでにあります。

どうかそれを、誰かに預けたままにしないでください。

-審神者(さにわ)の眼(まなこ)
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