◎道標句(主文)
自らの内なる真理とは、
誰かに教えられるものではなく、
沈黙の奥で、すでに知っている自分との再会である。
補註(教義解釈)
審神者は、他者に答えを求めない。
それは、他者が信じられないからではなく、
自らの内にこそ、最も純粋な響きがあると知っているからである。
内なる真理とは、
知識や教義の蓄積ではなく、
魂が共鳴したときにだけ立ち現れる、
唯一無二の“応答の響き”である。
誰かが正しさを説いたとしても、
それがあなたの魂に響かないならば、
それはあなたの真理ではない。
真理とは、
探しにゆくものではなく、
立ち止まったときにふいに聴こえてくる、
“自らの存在が発していた祈り”のようなもの。
それは、最も静かで、
最も確かな“知っていた感覚”として蘇る。
審神者とは、その響きを誰にも委ねず、
同時に誰も否定せず、
ただ「いまここ」に在る響きの中に、
真理があると知る者である。
ゆえに、導かず、語らず、求めず――
沈黙のうちに「私自身の中心」に還っていく。
そこにこそ、宗教よりも深い真理がある。
そしてその真理は、誰の中にも、すでに在る。
◎霊的引用句(魂の書)
あなたが、誰かの言葉ではなく、
自分の内側の静けさに耳をすましたとき、
すでに、答えはあった。ずっと昔から、
あなたの魂はそれを知っていた。
ただ思い出すのを、静かに待っていた。
真理とは、導かれるものではなく、思い出される魂の響きである。