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ガン検査で大腸内視鏡検査を受けてポリープ切除もしました

伊藤如水
伊藤如水

44歳になりそろそろ健康というか、ガンのリスクも真剣に考えなければいけない年頃だと考えていました。

そんな折、2023年の春に父親の大腸がんが発覚しました。

父親はステージ4と診断され現在は闘病生活を送ることになりました。必然的に息子の私も遺伝的に大腸ガンのリスクは見過ごせないということに。

馴染にしている内科クリニックで大腸の検査をおこなっているので、この機会に内視鏡の検査を受けてみることにしました。

また検査のついでに見つかったポリープの切除も行いました。

先に結論をいいますと、大腸の内視鏡検査は検査前に下剤を飲むなど不便なこともありますが、結果として受けてみて良かったと思います。

父親の大腸ガンが見つかる

2023年は目まぐるしく物事が起きました。

まず父親の便の具合が良くない。もっと言えば便意があるのに便が出なくなってしまいました。

早速、近くの内科クリニックに行って検査を受けたところ、大腸に大きな腫瘍があり個人経営のクリニックでは手に負えない状態でした。

そこで総合病院の紹介状を書いてもらい、本格的な精密検査を行ったところステージ4の大腸ガンであることがわかりました。

もう手術でガンを切除することが不可能な状態になっていました。

そこで次善の策として化学療法でがん細胞を小さくする、または少しでも進行を抑えるということに主眼を置いた治療が始まりました。

このようにただでさえ大変な状況なのに、今度は立て続けに104歳の祖父が他界しました。

ちなみに祖父は診断書では老衰でしたが、大腸ガンも見つかりました。

こうして父の看護と祖父の他界による後始末と相続の手続に奔走して、あっという間に時間が過ぎていました。

そんなある日、妻から大腸の検査を受けてみたらと提案されました。なるほど祖父も父親も大腸ガン。私の場合、そのリスクは充分考えられるます。

個人的に私自身も実は、肛門付近に何か異物感というものを数年来感じるようになっており不安を抱えていました。

そこで良い機会だと思い勇気を出して、大腸の内視鏡検査をかかりつけの内科医のいるクリニックへ相談してみることにしました。

費用は20,000円~30,000円と告げられる

クリニックのホームページにも大腸の内視鏡検査に対応している旨が書かれていたので、診察を受けた際に先生に受診できないか相談してみました。

すると先生も看護師さんも慣れたもので、スイスイと事が運んでいきました。

そこで、ひと月後の2024年1月5日に予約を取りました。

帰り際に検査前日と当日の注意点の説明を受け、ついでに下剤を渡されました。

また看護師さんの話では内視鏡の検査で25,000円くらいで、小さなポリープなどがみつかった場合はその切除などがあると30,000円くらいの費用がかかるということでした。

検査当日の下剤は2リットルの液体をガブ飲み

検査前日の夜から検査終了までは絶食ということでした。

晩ごはんを抜き就寝しました。

さて翌朝起きてうっかり朝ご飯を食べそうになりましたが、すんでのところで思い出して危うく危機は脱しました。

検査当日のイベントで厳しかったのは下剤を飲む行為です。

ポカリスエットの粉のようなパッケージをあけて、大きなキャップの付いたビニールの袋に粉を入れます。水を2リットル入れて良く振ります。

それを30分かけて全部飲み干します。これがノルマでした。途中で残してはいけないのです。

味はポカリスエットのような感じなので飲みやすいのですが、分量が多いので苦労しました。

飲み終わって30分ほどすると、便意を感じ始めました。結局、トイレには検査直前のクリニック内でのものも含めて合計5回も行きました。

下剤の効果、恐るべしです。

検査はお腹の中をグルグルまさぐられるような感じ

妻の運転する車でクリニックに向かいました。検査が終わったらまた連絡するので迎えに来てほしい旨を妻に伝えて、妻はいったん帰っていきました。

私はひとりでクリニックへ。普段は混んでいるクリニックですが今回は予約を取っているのでストレスフリーで検査室へ入ることができました。

最後の排便のあとベッドの上に横向きに寝てほしいと言われ、横になると鎮静剤の点滴の針を刺されました。

引き続き今回は部分麻酔のゼリーを肛門に塗ります、と言われました。この時は、ちょっと肛門は恥ずかしいなと年甲斐もなく思いました。

30分くらいすると鎮静剤が効いてきたのか私は意識を失ってしまいました。後のことは良く覚えていません。

ただぼんやりと、お腹の中をグルグル、グルグルとまさぐられているなと夢うつつに感じていたことは覚えています。

2時間後に目が覚めました。内視鏡でまさぐられたせいか、お腹の中がズキズキと痛かったです。

ベッドから降りて着替えて、診察室で先生から監査の説明を受けました。

大腸の中はきれいで問題なしということでした。ただ肛門付近に小さなポリープがあったので、ついでに切除しておいたよと言われました。

先生の話だと何でもこういったポリープは放置しておくと、高い確率でガンになるので見つかったら取ってしまったほうが良いとのことでした。

さて、一連の検査を終えて料金は約30,000円(税込み)でした。

検査後は麻酔や鎮痛剤のこともあり運転は不可とのことだったので、妻と連絡に連絡をして妻の運転で帰宅しました。

大腸内視鏡検査を受けてみて思ったこと

1ヶ月後に大腸の組織を生体検査で調査していた結果が出ました。大腸ガンの心配はないとのことです。

この知らせにはホッとしました。祖父も父も大腸ガンになったので、あるいは今の自分もという心配が頭をよぎっていたからです。

検査後の体調ですが、大腸の検査後の3日くらいはお腹の中に違和感があったのですが、1週間が過ぎた頃にはすっかり違和感は消えて日常生活が送れるようになりました。

またポリープをとってもらったおかげで、肛門付近に感じていた違和感もなくなり、痔かもしれないなと内心怯えていた恐怖から開放されました。

この点だけ考えても、検査を受けてみて本当に良かったと思います。

気になっている方は勇気を出して検査を受けてみたほうが良いと個人的には思います。

検査を受けずに不安を抱えたまま生活するのは、精神衛生上良くないからです。

下剤を飲むのが難儀だったり点滴の針を指すのが痛かったりはするのですが、それ以外は苦痛らしい苦痛もありません。

ご検討されている方は、お医者さんに相談してみることをおすすめします。

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