吉祥礼

この場は、 日々の喧騒を離れ、魂の声に還るための祓いと響きの水面です。 吉祥礼(きっしょう れい) 神託を受け、神意を解き伝える者。 思想工学(Thought Architecture)の創始者。 古代神道の審神者の系譜に連なり、 東洋と西洋の霊智をたずさえて、 詩と声と絵に神語(かむがたり)を宿す神語詩人として活動しています。 この書院では、 霊筆で紡がれた祈りの言葉、 魂を揺らす問い、沈黙から立ち上がる神意の響きを記録しています。 仏教・哲学・神秘思想の水脈を超え、 名もなき魂の祈りをことばに昇華させ、 見えざるものと交信する“静けさの回廊”を綴っています。

🕊キューバ危機 ― 人類は“滅亡のリアル”を初めて知った

1962年、地球は終わる寸前だった。 わずか13日間、世界は“核の指先”に乗せられた。 そのとき人類は初めて、「滅亡とは ...

愛しき不完全さ ― ナポレオンとジョゼフィーヌに宿った“魂の傾き”

序章:征服ではなく、回帰だった ナポレオン・ボナパルトという名は、戦争と帝国の記憶とともに語られる。 だが、彼の死の床に ...

沈黙の構造 ― 語らぬ神の時代へ

序章:沈黙という名の構造体 語ることで、私たちは世界を確定し、他者と関係し、自我を立ち上げてきた。 けれど、語るという行 ...

沈黙の倫理 ― 発言なき祈りの力学

語る者こそが賢く、沈黙する者は劣る── 現代社会は、そんな前提のもとに構築されているかのようだ。 しかし、もし「沈黙」が ...

霊的リアリズム宣言

― 神を語らずに、神を感じさせる文学へ ― 文学は長く、現実の模写を使命としてきた。 自然を、社会を、人間の心を、ありの ...

非接触の愛 ― 所有なき共鳴のかたち

触れ合わずとも、通じ合える関係がある。 言葉を交わさずとも、深く感じ合える瞬間がある。 人間の関係性は、“交わるか、断つ ...

Xチャットの実装に透ける“囲い込み型 世界設計”

― イーロン・マスクのデジタル霊性に潜む、村落化と思想経済圏の胎動 ― それは、ただの“チャット機能”ではなかった。 イ ...

霊的成熟とは、導くことをやめる勇気である― 沈黙の祈りと、魂を信じるということ ―

「救いたい」という思いに、あなたはどれほど突き動かされたことがあるだろうか。 けれどその純粋な善意が、ときに他者の魂の目 ...

苦行の放棄と霊的成熟

欲に囚われず、かといって欲を否定するわけでもない。 真に霊的な成熟とは、「欲と向き合う力」ではなく、「欲の終わりを見届け ...

審神者の道標 第二十四章「響きは、原始の記憶を呼び戻す」――魂の揺りかごとしての地球

◎主文(霊詩) さあ、おねむりなさい 明日目覚めるそのときまで 地球は命のゆりかご 誕生の目覚めで赤ん坊は泣き叫び 死者 ...